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明けましておめでとうございます! DINO CLOTHING Co. Tでございます。
昨年はDINO DENIMをご愛顧頂き誠にありがとうございました。
本年はもう少しコシを入れて商品や情報などを配信していきたいと思います。
さて、2012年もキックオフし周囲も少し落ち着いてきたので今年最初のブログを書いています。
昨年は色んな意味で初めての事が多かった1年でした。
そして色んな勉強をさせてもらったのも事実・・・
そんな中でふと身の回りにある、今まで気にもかけなかったものに
案外と愛着を持っていることにも気付きました。
という事でタイトルの”Antique Microwave”というタイトルに行き着くわけです。
実は我が実家の電子レンジは幼少の頃より使用していて今でもバリバリ現役なのです。
なんてファッションとはかけ離れた内容・・・です。
この電子レンジは両親が結婚したときには実家にあったシロモノらしく、
既に40年以上も使用しているものだそうです。
余りに古いのでターンテーブルはもちろんありませんし、
おそらく電磁波もバンバン出しているでしょう。
もう巷で見かける事が少なくなったダイヤル式のタイマーと電源、スタートボタンしかありません。
スタートボタンを押すと”ガチン”と大きな音がして、
温めが終わったらまた”ガチン”と音がするだけのシンプル設計。
電源を入れるとファンの音なのか、何処からとも無く”ブォ~”っと唸っています。
10数年前・・・いや、20年ぐらい前に一度買い換えられそうになったのですが、捨てられず生き延び、
新しい(当時は)電子レンジの方が先に壊れてしまいました。
決してかっこいい物ではありませんが古いものも現役で使っていく・・・
デニムのユニオンスペシャルミシンとは違いますが、
これもこれもビンテージかな、と思ったりしてます。
またまたご無沙汰です・・・-DINO CLOTHING Co. のTです。
なかなか定期的にブログをアップ出来ていないので反省しています。
さて、今日はデニムなどもネタはあるものの時には少し離れてみようと思い、また回顧録的に、
訳あって本日手放したTの愛車、YAMAHA Dragstar 400TRに関してお話したいと思います。
6年ほど前、中古ですが初めてバイクを購入しました。
購入当初はほぼノーマル、当時の写真が残っていないのでちょいと画像拝借しました。
DS400は所謂”アメリカン”バイクで特に外見から”ロー&ロング”と言われます。
空冷V型2気筒SOHCバルブエンジン搭載で中型ながらかなりパワフルな走り心地。
そして圧倒的に社外パーツも充実しているのが特徴です。
それだけファンが多いという事なのでしょうね。
大型免許は持っているんですが、なにぶん初めてのバイクなのと日本製アメリカンというコンセプト、
そして何といっても400ccクラスのアメリカンタイプで空冷というのも気に入った理由です。
元々、アメ車の”マッスルカー”や古いアメ車も好きで昔はよくショーを見に行っていた・・・
という背景もあり、またビンテージ好きが高じて、というコテコテな理由もあり
愛車の外見にマンネリ、というより少々”ポテっ”とした外見が・・・ということで、
“このバイクを昔のハーレーのようなビンテージ仕様にしよう”と思い立ちました。
正直、当時は全くの無知だったので雑誌を読んだり、
ショップ店員さんと話したりして勉強(!?)しながらのカスタムでした。
まず手始めにリアフェンダーと呼ばれる後ろの部分とブレーキランプ、ウインカー一式を移設変更。
“フラットフェンダー”と呼ばれ、定番のアメリカン仕様になりました。
初めてのカスタムだったのでフェンダーをお店に探してもらったのでメーカーは不明ですが、
2人乗り登録の為リアシートは残してあります。
そしてここから大胆にカスタムしていくことになります。
次に純正マフラーは”ちょっと音に迫力が無い”と感じていたので
“Easy Riders”社のスラッシュカットマフラーをチョイス。
排気音はかなり迫力・・・というよりほぼ爆音でした。
サイレンサーは挿入されていましたが、直管に近い”ラウドリーサイレンサー”が
入っていたので”排気音調整”サイレンサーを1本装着。
しかし、自分ではキャブレター調整が出来なく走行中に”パンパパン”と火を噴くので
バックファイアーしているもう一方に”消音サイレンサー”を装着しました。
だって交番の前で”パンパパン”はさすがにマズいと思いまして。
そして写真ではちょっと判り難いかもしれませんが、DS400はとにかくガソリンタンクがデカい・・・
安心の12.5Lなんですけどね。
なのでいよいよタンクを変更!
こちらは京都は”煌エンジニアリング”社の4Lマスタングタンク。お陰でガソリン容量が1/3以下になりました。
つまり走行距離も1/3以下・・・町乗り仕様と思って諦めたのを思い出す~
これらの変更でガソリンタンク下に隠れていた”隙間”が見えてかなり軽くなった気がします。
タンクの移設に伴いスピードメーターも変更移設。
“BOSCH”社のものを左股下辺りに付けてます。
さて、ここでフロント部に着手。ビンテージの証、スプリンガーフォーク!
こちらはメイドインビー社のもの。
これで見かけも相当ビンテージ・・・というか”チョイ悪チョッパー”っぽくなってしまいましたが
雰囲気は引き締まって相当気に入っていましたね!!
最後のカスタム・・・となってしまうのですが・・・
キャブレター・イグニッションコイルの変更移設、
長年の錆が溜まっていたフロントホイールの21インチ化と7cm ローダウン、
そして以前のフロント部分をイジるにあたり、
タンク下からハンドルまでの”スムージング”と呼ばれる加工を一気に。
キャブレターはガソリンと空気を混ぜてエンジンに送り込む部分・・・
ビンテージ車ではSUキャブをよく使用しているのですが、
素人には調整と手入れが大変なのでSR400の純正キャブ(CVキャブ) を使用し
マニホールドと呼ばれるパーツでエンジン左脇へ移設。
元々2つ付いているキャブを無理やり1つにするので燃費は非常に悪くなりますが
ビンテージバイクの排気音・・・”不規則三拍子”と呼ばれる”ドッドドッ”という音を手に入れました!
加えて右脇にイグニッションコイルをクローム仕上げで移設。
左右のバランスも取れ、パーツが外に出ているのでビンテージ感満点!!
そして風雨にさらされてフロントホイールが錆だらけ!の状態だったのと、
ちょうどタイヤの交換が必要だったのでホイール口径も2インチ大きくしてより外観スリム化させてみました。
そこに選んだ新しいタイヤは”VENOM-X”。ちょっとハイテク系な雰囲気もありますが太く見えるので。
“American Dragers”社製8cmローダウンサスはギリギリ車検を通る低さ・・・これで”チョイ悪”感に拍車がかかる。
Dragstar含むバイクはハンドル左右にスイッチ類が集まっていて
大きなタンク下に配線やらがギッシリ収納されているのでそれを全て排除!
ということでスイッチ類はシート横下のプラスチックケースに一部移設し
運転時に最低限必要なウインカー、ホーンは配線をハンドル内に通してます。
フレームに残っていた不要な部分もカットし研磨+塗装。
後ろから見るとちょっと近未来的なハイテクルック、前からはどビンテージなチョッパー、
という仕上がりになりました。
そして今日友人に引き取られていきました・・・ドナドナド~ナ~・・・
正直寂しいですが今の環境では乗る事も減ってしまったので仕方ありません。
ここまで手をかけた愛車がいないのは寂しいですがまた次の機会を模索中・・・