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Top >> Blog >> 2013年1月


  • 明けましておめでとうございます。 本年も変わらずのご愛顧、よろしくお願い致します。

     

     

     

     

     

    仰々しいタイトルで新年を迎え、さらに新年のご挨拶も随分遅くなって申し訳ございません。

     

     

    昨年中旬から色々と奔走しておりました。毎度時間が不定期で申し訳ない次第です。

     

     

     

     

     

    さて、ブログのタイトルに戻りますと・・・・・・・・・・と、言う事です。いやいや、

     

     

    今回は製品を構成する糸にちょっとフォーカスしてみたいと思います。

     

     

    単に”糸”といっても洋服には生地・縫製糸・副資材など全般多岐に渡って糸は使われています。

     

     

    デニムしかりチノパンもですが、セーターやスウェット素材、スーツ、ドレス、ナイロン素材など

     

     

    様々な糸が織られたり編まれたりして洋服は作られています。

     

     

    洋服の表裏やポケットなどの生地は、モノによっては同じ太さだったり

     

     

    また様々な糸の組み合わせだったりで織られたり編まれたり・・・生地の構成はなかなか複雑です。

     

     

    そして縫製段階では、商品に合った縫い糸で縫われて服飾として形になるのです。

     

     

    織物用糸、特にデニムなどの布帛は日本では主に”番手”と呼ばれ、英語では”Yarn count”。

     

     

    番手の場合は数字が小さくなるごとに糸が太くなり、糸を組み合わせることで

     

     

    ある意味無限に太さを作れていくのです。強度などの関係上細さには限界がありますが・・・

     

     

     

     

     

     

    さて、ここで少し糸の構成についてもお話してみます。

     

     

    デニムなどの布帛製品は主に綿の糸を使っていてどちらかといえばザラザラな手触りですね。

     

     

    それは綿の繊維が短いので触ったときに綿繊維先の毛羽を感じているからです。

     

     

    ザラザラな綿糸も繊維長が長いものは肌触りが柔らかくなります。

     

     

    例えば”スーピマ綿”や”新彊綿”など。お値段はかなり上がりますが・・・

     

     

     

     

     

    そして多くの方が持っていらっしゃると思われる蓄熱系(ヒー〇〇ックなど)や速乾系。

     

     

    ナイロンやポリエステルで作られた繊維が長~い人口糸で

     

     

    繊維の内部形状が熱を蓄え外部は放熱しにくいように作られているので温かく感じるのです。

     

     

     

     

     

     

    その他、デニムを含む服飾品は縫い糸で縫い上げられ製品の体をなしていますが

     

     

    特にデニム製品の縫い糸は革新的です。昔からの綿100%の糸も多く流通していて

     

     

    レプリカジーンズでは今でも使われていますが、綿糸は切れやすい特徴がありました。

     

     

    そこで開発されたのがコア糸と呼ばれる中心にポリエステル糸を入れ、周りを綿糸で巻く、という

     

     

    優れた糸を作り出してしまいました。

     

     

    大体割合は2:8で綿の配分が多いのですが逆なものも存在します。

     

     

    綿が多いのでデニムの自然な色落ちに馴染んでいきながらポリエステルの強さで切れない・・・

     

     

    革新ですね。

     

     

    洋服を構成する必要な原料にして用途に応じて組み合わせられる万能な糸は

     

     

    これはこれでまだまだ奥が深いのです。

     

     

     

     

     

    下はニューヨークのダウンタウンにある”American Thread Company Building”というビルの入り口。

     

     

    ある日散策中に見つけたビルで完全に名前惚れでついつい写真を撮りました。

     

     

    かつては”New York Wool Warehouse Company”というウール糸の会社のビルとして

     

     

    19世紀に建てられ、その後”American Thread Company”が買収。

     

     

    現在は居住用ビルとしてリノベートされたようです。

     

     

    世界の工業史を現代に伝える業界遺産とでもいうべきでしょうか。こちらも糸偏関係ということで。

     

     

    今年も糸偏でがんばって後世に残る仕事をしていきたいと思います。

    American Thread Company Bld